軽井沢 中華そば 無二
風が強い真冬の金曜日午後1時ごろにあたたかいラーメンが無性に食べたくなり、中軽井沢駅前のあってりめんこうじに車を走らせると、いつもであれば店先に数名は並んでいるのですが待ち人数はゼロ。嫌な予感がして店を覗いてみると閉店の看板が出ていました。(冬季休暇だと勘違いしてたのですが、後でTwitterを確認したら1月の定休日は毎週火曜日と金曜日だとちゃんと告知されていました。残念)。頭の中はラーメンでいっぱになっていたので諦められず、こちらも中軽井沢駅前にある「軽井沢 中華そば 無二」にお邪魔することにしました。
前回訪れた時には2〜3名の列ができていたのですが、今回は運よく待ち時間なしでお店に入ることができました。こちらのお店はL字カウンターのみで居心地の良い狭さ。厨房には店主が一人でたち、一つ一つのラーメンを丁寧に調理する姿が見えました。先客は夫婦らしきお客さん2名と男性客が一人。客の注文をとりつつ機敏に調理をしている店主を目の端で捉えながら、カウンターに置かれたメニューと睨めっこしてオーダーをとってもらうのを待ちました。壁には季節限定メニューの味噌ラーメンやつけ麺、夜のみ提供しているという餃子のメニューが貼られていて、何を食べようか迷っていたところ、「つけ麺大盛り。おまちどうさまでした」の声とともに白く長細い食器に盛り付けられ、ネギなどがトッピングされた一見フランス料理のような小洒落たつけ麺が夫婦の元に。チラリと見えたつけ麺の麺は好みの太麺ではなかったので、私はスタンダードな中華そば醤油味(780円)とチャーシューご飯(350円)にすることにしました。
運ばれてきた中華そばには水菜、太めのメンマ、小ぶりなチャーシュー、ネギがトッピングされていました。麺は信州の小麦粉を使っているらしく、多加水麺で喉越しがよく、ストレートでプツプツきれるタイプ。特徴的だったのはチャーシューでスモークされていたような味と香りがしました。メンマは甘めの味付けで太いのにとても歯切れが良い。スープは何かが個性を主張するわけではない大人から子供までが楽しめる味でした。チャーシューご飯のチャーシューは味付けが五香粉を使っているのか広東風でタレはとろみがあり少し甘め。
中軽井沢駅から近く、味・雰囲気ともに良いのでまた訪問してみたいと思います。次回は中華そばの塩味を試してみます。