かぎもとや 中軽井沢本店

明治3年創業のかぎもとや 中軽井沢本店は、しなの鉄道線中軽井沢駅からは徒歩2分ほど、車だと軽井沢駅を背に18号を小諸方面に進み、146号とぶつかる交差点（ハルニレテラス、軽井沢高原教会方面）を左折したところにあります。お店の目の前には20台ほど駐車できる駐車場があるので車でも電車でもアクセスは非常に良く観光客だけでなく地元民も足しげく通うお蕎麦やさんです。朝は9:30開店。朝蕎麦を食べに来る方も多いです。

お店は格子と瓦といった伝統を感じさせる外観になっていて、かぎもとやとユニークな書体で書かれた看板が目立ちます。軽井沢では川上庵にならび人気の蕎麦屋で観光シーズンには行列ができることもしばしば。外には待合用のベンチが置かれています。

店内にはテーブル席と座敷席があり一人でも家族連れでも入りやいです。店の奥の方には「打ち場」があり定期的にそば打ちの光景を見学でき、子供達や観光客を楽しませてくれます。

蕎麦のメニューは冷（ざる）蕎麦のみ。蕎麦は全て手打ちなので温かいとコシが損なわれてしまうからでしょうか。うどんは温かいもののみ。かぎもとやには蕎麦屋では珍しい白味噌仕立ての野菜たっぷりのけんちん汁に蕎麦をつけて味わうけんちんざるや、山菜ざる、とろろざるなどがあります。欲張りさんにはうってつけの天ぷら、けんちん汁、山菜を堪能できる白樺セットや、大盛り蕎麦もありますが、観光地の飲食店と侮るなかれ。かぎもとやのメニューには突き出しの浅漬けもつき、ボリューム満点且つ噛みごたえのある平打ち蕎麦で、他の上品なお蕎麦屋さんでは味わえない満腹感と満足感を得られます。

蕎麦は少しボソボソしていて噛みごたえがあり、不揃い。つゆは甘め濃いめ。この太く無骨な蕎麦を少しだけつゆに付け食すと、噛むほどに香りが口の中に広がります。麺ととろろとの相性は抜群なのでとろろは注文必須です。お会計時にはお土産に揚げそばをいただけます。

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